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2018年3月4日日曜日

事業家に必要な事




 先日東京商工リサーチが調査した2017年の社長年齢別増減収率の結果が公表された。これが示す明らかな傾向とは、30歳代から70歳代までが社長を務める企業において、年齢が上がるにつれて収益は落ち込み、60歳代以降は、減収率が増収率を上回る結果となっていること。また、島根県の社長の平均年齢は62.59歳で、全国6位となっている。

 ここで言いたいのは、決して年齢が高い企業が悪いということではなく、現代のビジネストレンドは急激に変化してきていて、事業戦略や組織戦略の柔軟な変更に対応しなければ、ボーダレス社会での生き残りは難しいということである。

 京都に本社を置く日本電産という有名企業がある。会長兼社長を務めるのは73歳となった永守氏だ。本年社長交代を決められたが、現役は続行予定らしい。永守氏のモットーは「情熱・熱意・執念」。高齢に差し掛かる企業家は、このモットーに照らして判断するのも一考ではなかろうか。

2018年3月3日土曜日

准ファンドレイザーとして活動開始!!

准ファンドレイザーとして活動を始めます。
今月のチラシをご覧ください。
多くのご意見をお待ちしております。


2018年2月22日木曜日

アナログしよう!

 日本全国に存在する伝統的工芸品は、今や国内では美術品として位置づけられ、一般向けの展示会やコンテストが行われているにも関わらず、存続は危ぶまれ続けている。ただ、海外での販売が見られたり、技術の継承者が海外から志願し来日したり、または国内でも、若者が技術を活用した商品開発で起業したりする動きを見ると、徐々にではあるが、微かな起死回生がなくもないかなと思えてくる。ここには、進化する「デジタル文化」の対極にある「アナログ文化」への欲求が顕在化しているのではないか。

 現実的に2年位前から、カセットテープや「写ルンです」等のアナログ系商品が静かなブームだ。これは単に回顧主義的現象ではなく、デジタル社会では解決できない人間としての「心の間」への欲望なのではないか。大量生産品の向こうには、機械が見える。しかし手作りの商品には、人の想いが感じられる。これをもっとイメージ豊かに伝達すれば、高値の花だとしても、手にしたい欲望は高まるはずだと思っている。

2013年3月3日日曜日

自然から学ぶ人間社会

嘗てクレイジーキャッツの「ニッポン無責任時代」等の映画に象徴されるように、「本音と建前」をうまく使い分けて色んな状況に適応することが、世渡り上手と言われた時代があった。要は自分の個性を出すというよりは、臨機応変にニーズを捌いていく、所謂“カメレオン的”対応が商売の基本であった気がする。しかしながら、その「ニーズ」が捌くほど転がってはいない現代においては、もはやその処世術は時代遅れとなっているようだ。
 それは何故かと言えば、嘗ては「問題を解決する」という“受け身”で成立していたのだが、今は「問題を発見する」と“攻め”の視点がないとビジネスが生まれない時代になってきたからだ。

 では問題を発見しビジネスを見つけて行くためにはどうしたらよいのだろう。
 
 それは常に疑問を持ちながら経済動向を見つめて、その一歩先を読み解いていくことが必要である。と言ってもこれが難しい。日本人が好きなマニュアル本を読んだって、色んな啓発セミナーや異業種交流会に参加したって、ふと気付くと何も会得できていないことに誰もが気付く。知らないよりも知っている方が良いのではあるが、他者の知見やサクセスストーリーは、環境や経験知、さらにDNAが違う他人にとっては、情報にはなっても自分の志向性を左右するほどの知識として蓄積してはいかないからだと思う。

 結局行き着くところは、ソーシャル・マーケティングでも良く言われるように、要は自分自身のコンテンツを深めることである。これは今日明日にできることではないけれど、自らの頭で考え実行し、その結果を検証し改めて行く、その繰り返ししかない。
 そう考えると、以前本ブログでも書いたモルフォ蝶を引き合いにした「構造色」が思い出される。「構造色」とは、そのもの自体には色は無いけれども、そのものの持つ微細構造(フィルター)が起こす発光現象をいうのだが、人間も同様だと感じる。つまり、自分の内面に様々なフィルターを持つことで、周囲の人が与える光で個性的な輝きを発する。そこでやっと独自のコンテンツが確立してくるのではないか。

「カメレオンからモルフォ蝶」へと、人間はまだまだ自然から学ぶことが増えそうだ。

今こそ寛容性を取り戻そう

   今米国では、「メリークリスマス」が禁句になっていることをご存じだろうか。その理由は、キリスト教徒の祝祭を非キリスト教徒に強要することに繋がるから、だそうだ。現在欧米を中心に、宗教的側面だけではなく、人種的あるいは性別的側面等において、社会全体を同質化させようとする運動が静か...