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2020年7月3日金曜日

「気」を高めて変化と還暦を迎え撃つ


今年の干支は「庚子(かのえね)」で、「庚=力強い」と「子=始まり」が合わさり、世に大きな変化が起こる年回りになるそうだ。
 今年も既に折り返し地点の現在だが、感染症という目には見えない恐怖が人々の移動を止め、経済を止め、さらに不安に陥れた現実を振り返ると、実は神が我々に対してすべての慣習を一旦消去して、新たに地球上で生き抜くルールを考えろ、と気づきを要求しているような思いにもかられる。
 現在「ニューノーマル」という言葉が流布している。当然これは感染症対応を通して得た経験知を、今後の働き方や生活習慣に活かして行こうというシンボル的テーマだ。私自身も今年は還暦を迎える年であり、区切りの年とも言える。変化の年と言われる今年の後半、どのような変化が起こるかは知る由もないが、火山由来で包まれた「パワースポット」、我が町大田市。ゆっくり温泉に浸かり、「気」を高めて変化と還暦を迎え撃ちたい。

※本文章は、2020年7月3日に山陰中央新報新聞紙上「こだま欄」への投稿文です

2019年12月7日土曜日

島根県大田市の観光動画が完成「フニクリ・フニクラ」


お久しぶりです。
我が大田市が作成した観光動画が素晴らしい出来となっているため、是非ともシェアをお願いしたく、ブログを珍しくアップしました。

今後はブログも再開したいと思っていますので、また宜しくお願い致します。

2018年2月27日火曜日

お伽噺よりも共感を

 「ゆったり清らかなしまね」という言葉はご存知でした?これは島根のスローガンなのですが、多分知らない方が多いと思うし、単純にイメージが伝わりにくい。ただこのような文言は、町の至る所で散見され、何故こんな看板を出しているんだろうと不思議に感じることは多いと思います。何がしかの予算が余ったから作成したとする要因は考えられますが、余りにも無駄な感じがします。


 現社会では、「共感型」が重要だとされています。つまり、夢物語の文言よりも、聞いてイメージできて、共感を得られるメッセージが無ければ、人は動かないということです。観光事業において最近、「体験型観光」がマスコミ的に話題になってきましたが、これはまさに「モノより共感」を重視する傾向を意味します。これは観光事業だけではなく、人にメッセージを届けたい企業や行政においても共通しています。


 お伽噺のようなメッセージではなく、実感を得られるメッセージの発信こそが、人を動かす原動力であることを認識したいものです。

2017年8月17日木曜日

正に幻想的な祭り

こんな祭りは知らなかった。“火の国熊本”の「千人灯籠踊り」で、先日16日に行われた。

 この祭りは千人の女性が頭に灯篭を乗せて「よへほ節」に合わせて踊るお祭りだそうだが、勢いだけのお祭りが多い中、幻想的で艶やかなお祭りが行われていたようだ。
是非とも来年は伺いたい。ここには現代のモラルという衣を捨てて、原始的な人としての喜びが潜んでいるような気がしてならない。

伺います!!!

2015年2月7日土曜日

訪日観光客は欧米客に絞るべし!!


 訪日客が年間1200万人を超える勢いで伸びている中、消滅の可能性を何とかくい止めようと、全国では「ひと・まち・しごと創生」で知恵を絞っている最中だ。
 そんな中、観光振興による「外貨」獲得も重要な要素なのだが、島根県においての訪日客は、欧米人を想定すべきだと思う。

 観光庁の資料では、訪日外国人の国内消費額において、中国人は確かに高額だが、消費税免税制度の利用率をみると、中国は38.3%、米国が3.7%、フランスが8.4%と、消費内容は全く異なる。つまり短期間に都市部で日本製品を爆買して帰るアジア人と、長期滞在で文化体験を楽しむ欧米人という姿が見える。

 精神社会の到来と言われて久しいが、地方都市の訪日客誘致には、特に欧米人向けに重要なコンセプトとなる。広島県と連携して、「ひろしまね(広島と島根)物語」を訴求し、いにしえに癒されて、世界平和を味わうツアー。富裕の欧米の知識層には受けるのではないか。

2014年9月6日土曜日

観光には物語を

事業の仕組みを形作る手法としてマーケティングという業務があるが、世間ではステルスとかインバウンドのような横文字で表現した怪しい手法が数多く存在している。しかし、ほぼすべてに共通している要素がある。それは、「物語性」の重要性だと解釈している。

 これは、商品・サービスそのものに「物語性」を付加し、共感を得やすい仕組みづくりをすることであり、ブランディグの二つの要素と言われる「情緒性と機能性」の内の「情緒性」にあたる。

 なぜこの話題を取り上げたかと言えば、その「物語性」を是非とも観光誘致活動に活かしていただきたいから。最近では「おしい、広島」等イメージ戦略が増えてきたとは言え、それを聞いて「だから?」と感じた人も多いのではないか。「そうだ京都、行こう」のような、自身の中で気づきが生まれるイメージ戦略とは言えない。人の心の中に山陰が湧きあがる物語戦略こそが重要だと思っている。

2014年8月1日金曜日

女性の“印”とは

(本記事は、平成25年5月9日に旧サイトで公開したブログです) 

 存在を識別するための存在として“印”がある。これは企業にとってはローゴやマークであり、個人においては氏名や自筆のサイン、または印鑑等がそれにあたる。つまり世の中に存在する物には全て“識別のための印”が必要であり、逆に“出自”を明確にするという世のニーズがあることだなのだろう。

 しかし日本にはその“出自”を強制的に消失させてしまう習慣が存在する。それは「結婚」だ。女性とは結婚をすると大抵は「嫁入りした先」の姓に変わり、女性は旦那の“出自”に吸収されることとなる。企業の場合だと吸収合併された企業名が無くなることと同様だが、ただ企業によっては、合併当初だけは双方の名称を併記して船出する場合があったりする。ただ結婚の場合は違う。結婚した日本人で両姓を併記する習慣はないため、ほぼ女性は男性の姓を語るようになる。女性の実家としては「嫁に出した」、男性の家としては「嫁にもらった」訳だから当然と言えば当然。しかし女性が社会生活を実質的にリードしている状況の中、「事実婚」を選択する人も増えてきていることもあり、この日本の習慣も修正すべき時期にきているように思えてならない。

 本日の日経新聞朝刊「ART REVIEW」面で「母から娘へ 女紋」の記事が掲載されている。この「女紋」に関しては以前本ブログでも取り上げさせて頂いていて非常に興味があるのだが、実はこの習慣を全国に広げられないものかと思っている。夫婦として一つの“印”を築いていくのだから従来通りで問題は無いと言われればそれまでだが、結婚という形が女性の「吸収」ではなく「併存」という意味合いとして認識が広がれば、アホ社会化した日本文化の変革に繋がるような気がしてならないからだ。ビジネス的な話題の中で「セルフ・ブランディング」の重要性が語られるが、それは生活全般に言えることであり、結婚という形においてもその意味合いを導入することができれば、離婚率の低下やモラルの向上も見られるかもしれないと思っている。

 「女紋」を全ての女性が持つことで世の中が変わる、とは大げさだとは思うが、ただ一生持ち続けさらに継承していく「女紋」を全ての女性が持つという、新しい文化を作り出していくその『過程』を考えると、意義は大きいとのではないか。また「自分の印」の永久表示は、日本の美徳の継承の支えになることを期待している。

今こそ寛容性を取り戻そう

   今米国では、「メリークリスマス」が禁句になっていることをご存じだろうか。その理由は、キリスト教徒の祝祭を非キリスト教徒に強要することに繋がるから、だそうだ。現在欧米を中心に、宗教的側面だけではなく、人種的あるいは性別的側面等において、社会全体を同質化させようとする運動が静か...