2014年7月27日日曜日

戦後レジームからの脱却を

 以前ある人が、カタールの人は日本の文化に共感しているらしいと教えてくれた。どうもそれは、武士の切腹の儀式にあるそうだ。イスラム圏に頻発する自爆テロと同じにしないで欲しいと願いつつ、最近集団的自衛権話題が多いため一言。

 メディアでは平和憲法の維持を訴え、内閣批判の内容がほとんどだ。確かに精神社会の到来、と謳われて行く年月、そんな社会が来るのなら、日本の精神文化の見せ所ではある。しかし、ハリウッド映画の存在そのものものにさえも悪影響を及ぼし、沖縄では日本からの独立を目指すなどと煽っているらしい巨大な人口保有国が闊歩する現代。国の形を変形させようとする悪しき民族が近隣に存在する限り、精神社会の維持・輸出どころの話ではないのではなかろうか。

 確かに現内閣の暴走は許してはならない。しかし、「抑止力」という後支えは無くてはならない世の中になってしまった。もし現内閣の方針を拒絶するのなら、代案をお願いしたい。あれば、だが。

 日本は「縮み文化」と言われるが、これ以上内々に目配せしすぎた状況からは、脱出しなければならないタイミングではないのだろうか。首相の言葉を鵜呑みにするのは危険が伴う。色々な意味で、、、、。けれど、方策無の平和主張ほど、「平和ボケ」した国民性を主張しているとしか、私には映らない。

 号泣する県議や常識無の国会議員がうろつく世の中で、もう過去の浮かれた世相から脱出していきたいと感じる今日この頃である。

2014年7月17日木曜日

KaBOOM!の素晴らしさを映像で!!

本ブログ記事は、弊社の旧サイトで2010年10月に公開したものです。


 米国のワシントンに拠点を置くKaBOOM!は、全米に1700か所以上の公園やスポーツ施設を現地のボランティアと共に建設しているNPOである。
KaBOOM!   http://kaboom.org/

https://youtu.be/fW7PrcvI-Xc
 このNPOが、今年9月に全米1,254か所で行う[KaBOOM! Play Days]というイベントのアイデアを募集している(サイト画像参照)。因みにスポンサーは、[MOTTS]という果汁系の商品を扱っている企業やNFL等も協賛している。

 このイベントは毎年行われているが、このNPOは、貧民地区で公園がない地域に無償で提供するだけではなく、現代の全ての子供たちが抱える諸問題の解決を目指すのが主目的である。
つまり、コンピュータ・ゲームに時間を費やし、他人との協調性もなく、肥満になる子供たちを、もっと外に出て人とふれあい、子供たちとの間で問題解決を図れる資質を育くもうとしているのである。
そしてKaBOOM!のサイトでは、地域ごとのアイデアも閲覧でき、様々なアイデアが集められている。

 このような社会貢献活動、あるいは企業からすればソーシャル・マーケティングとなるが、日本でも実施されているが、やはりそのスケールが大きくなればなるほど、ムーブメントとして機能していくのが実感できるため、これからのNPOも全国組織での一体的な活動が求められてくるのであろう。

2014年7月8日火曜日

禅が地球を救うのです

 嘗てスティーブ・ジョブズが「ZEN」の精神を唱えていたことが切っ掛けとなったのかどうかは分からないが、安倍首相が法案成立後谷中の全生庵で坐禅を組んでいた報道があったり、雑誌の日経ビジネスでも「禅×ビジネス」という特集が組まれるなど、禅が静かなブームになっているようだ。確かに、昨今増加しているビジネスマンが様々な朝活を行っているという話題が報道される中、朝坐禅を組んでから出社するというサラリーマンも増えているとのことだった。知り合いの禅寺の住職も、定期的に坐禅に訪れる経営者がいるとの話も聞いていたので、坐禅人口は確実に増加しているようだ。

 ではそもそも何故坐禅を組むのか。ちょっと前にベストセラー(?)となった「断捨離」や千利休の「茶の湯」のコンセプトに共通する、「捨る美学」への回帰があるのだろう。先のジョブズの言葉として有名な「Stay hungry, Stay foolish」は、「余分なモノを捨て去って、気持ちに忠実に極みを目指す」ことの意味であり、つまり「素の美意識」に目覚めることを訴えている。「Simple is the best」という言葉と同様に、「世の‘変数’を削ぎ落とし自分を読む」ことが最も大切だということなのだろう。

 檀家制度が形骸化し、さらに寺社を単なる観光地としてしか認知されなくなった現代において、全国の寺社の継続性が危ぶまれている。そのため最近は彼岸寺http://www.higan.net/のように、若手の住職が外に向けた活動を積極的に行っている。それは良い事なのだが、「禅は日本として誇りにした方が良い」という外国人の発言を鑑みれば、仏教の「アウトバウンド」よりも「インバウンド」を重視した考え方の方が発展性を感じる。日本人自身が「禅」を理解した生活習慣を発信するようになれば、多分海外からも体験したいとする旅行者も増加してくるのだろう。そうなれば経済効果だけでなく、全国の寺社や地域に経済効果を齎していくことと考えている。

 ハイテクと精神文化に根付いた伝統文化が混在する日本。どう考えても、世界の良識ある人達が日本を目指して訪問することは間違いがないと思っている。

今こそ寛容性を取り戻そう

   今米国では、「メリークリスマス」が禁句になっていることをご存じだろうか。その理由は、キリスト教徒の祝祭を非キリスト教徒に強要することに繋がるから、だそうだ。現在欧米を中心に、宗教的側面だけではなく、人種的あるいは性別的側面等において、社会全体を同質化させようとする運動が静か...