2015年9月26日土曜日

「美しい日本」で国を二分

「美しい日本」。第一次安倍政権発足時の総理のキーワードだ。多分今も、この言葉を胸に秘めているに違いない。しかし今この言葉の解釈で、国が二分されている。「戦争法案」と揶揄される安全保障関連法案に対して、日本人の美しさに対する認識で国は二分されている。

  「美しい」と「綺麗」とは意味が異なる。前者は内面の凛とした佇まいを指すのに対して、後者は視覚的に整った状態を表す。日本が伝統的に育んだ精神社会は、前者を指す。「人事を尽くして天命を待つ」という諺があるが、これは「全ての可能性に立ち向かう姿勢が出来たならば、後は天に任せる」という意味だ。今に照らしてみれば、自利のみを貫く隣国が存在する限り、万全な備えをすべきと解釈するのが正解なのではないか。仏教の涅槃経第三にも、武器を持つことへの勧めが明記されている。 究極的な場面で、「そこまでするなら話し合うぞ!」は通用しない。

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